the man who never knew …

いきいきと生きると 粋に生きる

変な話

変な話。

人には、人の数だけ話したい内容と相手が決まってて、

話したい相手に話したいことを伝えなければ、

同じ話を他の人にしたって、全然スッキリしないような。

 

営業担当や人事担当や経理担当がいるように、

沖縄担当や北海道担当や少子高齢化担当がいるように、

その話はその筋にするべきだってのは、きっと、身の回りのことでも同じなんだと思う。

 

この人は、この話をするためにこの世にいるんだ、ぐらいの感覚。

 

恋愛担当。バカ話担当。経済担当。自己嫌悪担当。ゴシップ担当。寝不足自慢担当。

 

寝不足自慢担当に自己嫌悪の話しちゃったときの自己嫌悪といったら…

 

 

 

 

今日、ふと、話したいことがあった。

盛り上がるわけでもなく、考え込むわけでもない、ただの変な話。

 

でも、それを話したい相手はもういないことにすぐ気が付いて、その話をすぐに引っ込めて、

それから誰にもその話はしていない。

 

誰にでも話せそうな他愛もない話なのに、あの人にしか話したくないだなんて、変な話だ。

変な話、もうさよならなのかもしれない、変な話は。